2023.11.28
動画の宅録ナレーションの依頼が急増!活用シーン・メリットをご紹介
動画にナレーションを組み込むと、ナレーターの声の抑揚で感情を伝えたり、より多くの情報を伝えたりできるようになります。これにより、視聴者からの共感を得やすくなるため、訴求力の向上が期待できます。しかし、スタジオでナレーション収録を行う場合は、スタジオ費用がかかります。また、コスト面での負担だけでなく、ナレーターの手配やディレクター・企業サイドの担当者との立ち会いなどが必要になり、時間もかなり取られてしまうことに。
そのため、動画制作の予算や時間が限られている場合は、ナレーションのスタジオ収録は制約が多いと感じている方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、ナレーション費用を安く抑えられる「宅録ナレーション」の活用です。
本記事では、宅録ナレーションの依頼が増加している理由や活用のメリットなど、宅録ナレーションについての基礎知識を詳しく解説します。宅録ナレーションの費用相場、依頼する際の注意点などもご紹介しているため、ぜひ最後までお読みください。
目次
宅録ナレーションの依頼が増加している理由とは?
まずは、宅録ナレーションとはどのようなものなのか、依頼が増加している背景とあわせて見ていきましょう。
宅録ナレーションとは
宅録ナレーションとは、ナレーターの好みの収録環境で録音してもらう収録形式のこと。収録場所、使用機材ともにナレーターに委ねられるため、ナレーター自身が機材を用意し、在宅でナレーション収録をしてもらうのが一般的です。
従来、ナレーションを用意するにはスタジオを借りて収録するのが一般的でしたが、近年、宅録ナレーションの需要が急速に拡大。プロモーションや動画制作などに宅録ナレーションを活用する企業も増加しています。
ナレーション収録の新たな選択肢
宅録ナレーションが急速に普及した理由の一つに、新型コロナウイルスの感染拡大があります。コロナ禍で外出自粛や社会的距離確保の要請が出たことにより、スタジオでのナレーション収録が困難に。こういった状況下でナレーションを用意するには、スタジオ以外の場所で収録を行わなければならず、その解決策として宅録でのナレーションの依頼が殺到したのです。
こうした需要の拡大に応えるため、自宅に収録環境を整え、宅録に対応できるナレーターの数も増加。これにより、依頼できるナレーション内容の幅も広くなりました。
コロナ禍が収束したとされる現在においても、宅録ナレーションは利便性の高さや費用の安さにメリットを感じた多くの企業で活用されています。このメリットについては、次の章で詳しく解説します。
宅録ナレーションを依頼するメリット
宅録ナレーションを依頼する大きなメリットは以下です。
- スタジオ収録よりも費用が安い
- 納期が短い(スケジュールが調整しやすい)
宅録ナレーションであれば、予算に余裕がなかったり、急にナレーションが必要になったりした場合でもナレーションを依頼できます。それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
スタジオ収録よりも費用が安い
宅録では、スタジオ収録よりもナレーションの依頼にかかる費用を大幅に抑えられます。これは、ナレーターが在宅でナレーションを収録する宅録の場合、スタジオを手配する必要がなく、スタジオの利用料金や交通費が発生しないためです。
また、宅録では収録の進行管理や品質管理をするディレクターがアサインされない、もしくは簡易的な介入で終わることが多いため、ディレクターの人件費も削減できます。
納期が短い
宅録ナレーションは、短期間で納品されることもメリットです。
宅録の場合、スタジオでナレーションを収録する際に必要になるスタジオの手配やナレーターとのスケジュール調整を行う必要がないため、短い納期での納品が可能に。そのため、急にナレーションが必要となった場合などにも活用できます。
オンラインでの打ち合わせに対応しているナレーション事務所に依頼すれば、リテイクのリスクが減り、音声が納品されるまでの期間をより短くできるでしょう。
宅録ナレーションを依頼する際の費用相場
先述のとおり宅録では、スタジオの利用料金や交通費、ディレクター費用などが不要であるため、ナレーションの依頼にかかる費用を大きく削減できます。
宅録ナレーションの依頼にかかる費用は、納品までの所要日数(営業日)、読み上げる原稿の文字数、ナレーターが提示する料金によって変動します。以下の表は、宅録ナレーションの費用相場です。
料金メニュー、 読み上げ文字数・目安時間 |
納期 | ||
24時間納品 (1営業日納品) |
2営業日納品 | 3営業日納品 | |
原稿:100文字程度 時間:20~30秒程度 |
5,000円~ | 4,300円~ | 3,500円~ |
原稿:200文字程度 時間:30~40秒程度 |
7,500円~ | 7,000円~ | 6,500円~ |
原稿:300文字程度 時間:40秒~1分程度 |
10,000円~ | 9,200円~ | 8,500円~ |
原稿:1,000文字程度 時間:2~4分程度 |
22,000円~ | 20,500円~ | 18,700円~ |
原稿:2,000文字程度 時間:4~8分程度 |
30,000円~ | 28,500円~ | 26,500円~ |
スタジオ収録の場合、3時間コースの費用相場は40,000円~50,000円(税別)程度ですが、宅録の場合は原稿1,000文字程度、3営業日納品で約18,700円が相場となり、2万円以上もの差が生じます。
なお、ナレーション音声を二次利用(異なる媒体で利用)する際は、別途費用が発生することが多いため注意が必要です。たとえば、YouTube用に収録した音声をSNSなどその他の媒体で使用する場合などは、追加で費用が発生することがほとんどです。
宅録とスタジオ収録、どちらを選ぶべき?
宅録ナレーションのメリットについて解説してきましたが、ナレーションの宅録とスタジオ収録にはそれぞれ適したシーンがあり、目的や活用シーンなどによって適切に使い分けることが重要です。
宅録とスタジオ収録、それぞれに適した活用シーンや、何を基準に選ぶべきなのかについて、詳しく見ていきましょう。
宅録ナレーション収録がおすすめのシーン
宅録ナレーションが適しているのは、音質やナレーションの読み上げにあまりこだわりがないケースです。近年、宅録で使用する機材の性能の向上により、宅録ナレーションでも高品質なナレーション収録が可能になりました。
しかし、収録場所が自宅である以上、音声が部屋に反響して反響音が入ってしまったり、ノイズが入ってしまったりするリスクは避けられないもの。スタジオ収録と比較すると、細部の音質がどうしても劣ってしまいます。
とはいえ、音声ガイドや社員向けのマニュアル・研修動画、e-ラーニング、学習コンテンツ用の動画などに使用するナレーションであれば、多少音質が悪くてもそこまで問題はありません。こういった場合は、費用を安く抑えられる宅録ナレーションが適しているといえるでしょう。
また、e-ラーニングや学習・教育用動画の場合、複数のコンテンツが必要になることも多いです。こういった場合でも、ナレーターの都合のみでナレーション収録を行える宅録であれば、長時間スタジオを利用することがないため、スタジオ費用を気にする必要がありません。
スタジオナレーション収録がおすすめのシーン
一方で、TVCMやTV番組、映画などのように高品質な音声が求められるケースでは、スタジオでナレーションの収録をすることが望ましいです。スタジオにはスペックの高い専門機材や設備が揃っているため、よりクリアで聞き取りやすい音声の収録ができます。
宅録とスタジオ収録、どちらで依頼すべきかわからないといった場合は、どちらにも対応可能なナレーション事務所に依頼することで、適したナレーションを手配してもらえるでしょう。また、コンシェルジュが在籍しているナレーター事務所であれば、費用面や品質面などの細かい点まで相談したうえで、依頼内容に適したナレーターを手配してくれるためおすすめです。
宅録ナレーション事務所を選定する際の注意点
宅録ナレーションの依頼で失敗しないためには、依頼するナレーター事務所の選定が重要です。宅録ナレーション事務所を選ぶ際は、次のポイントに注意しましょう。
- 料金体系が複雑な会社は避ける
- オンラインでの立ち会いが可能な会社を選ぶ
- サポート体制が整っている会社を選ぶ
それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
料金体系が複雑な会社は避ける
宅録ナレーション事務所を選定する際には、料金体系が複雑な会社は避けることが賢明です。表面上は割安な値段で提供しているように見えても、オプション料金や手数料が別途かかり、見積もり時に想定よりも高い費用を提示される可能性があります。見積もり時に予算を大きくオーバーしてしまうと、再度別の会社を見積もる手間が発生してしまうでしょう。
そのため、ナレーター事務所を選ぶ際は、料金体系が明瞭でわかりやすいところを選ぶことが重要に。具体的には、次のような特徴を持つ事務所がおすすめです。
- Web・サイネージ・SNS広告・動画などの媒体にかかわらず金額が一律である
- 音源の使用期間制限(音源を使用できる期間)がない
- 料金表を見た際に、料金を直感的に判断しやすい
オプション料金など、ナレーション単体の料金の他に支払うべき項目が増えれば増えるほど、料金の算出は複雑になります。一方で、項目数が少ない会社であれば、直感的に料金を把握しやすく、見積もり時に大きく予算を上回ってしまうリスクを回避できるでしょう。
オンラインでの立ち会いが可能な会社を選ぶ
スタジオ収録とは異なり、宅録の場合は立ち会いをしないのが一般的ですが、ナレーター事務所によってはオンラインでの立ち会いが可能なケースもあります。
そうした会社ではスタジオに直接赴かなくとも、ZoomやGoogle Meetなどのツールを通じ、声の出し方などについてナレーターに要望や指示を伝えられます。また、尺合わせや原稿の微調整も可能となり、しっかりと擦り合わせをしながらナレーションを収録できるため、イメージ通りの音声を納品してもらいやすく、リテイクによる再収録のリスクも減らせます。
サポート体制が整っている会社を選ぶ
宅録の依頼で失敗しないためには、サポート体制が充実している会社に依頼することも重要です。
ナレーションを依頼しようと思ったら、依頼内容にマッチしており、自社の予算に合ったナレーターを探さなければなりません。しかし、ナレーターの手配経験がない場合は、どういった声がよく、どういった経験を持つナレーターが適しているのかを判断するのが難しいでしょう。
よくわからないまま無理に自力で選んでしまうと、不適切なナレーターを選定してしまい、「イメージと違った」といった問題が生じるリスクがあります。こういった失敗を避けるためには、コンシェルジュが在籍している事務所を選ぶのがおすすめです。
コンシェルジュが在籍しているナレーター事務所であれば、クライアントの希望や依頼内容をヒアリングしたうえで、適したナレーターを提案してくれるため、イメージとのズレが生じにくくなるでしょう。
安くて品質の高い宅録ナレーションをご希望なら、ボイスマートへ!
宅録ナレーションを活用すれば、スタジオ収録のおよそ半額で依頼ができるため、予算に余裕がなくてもナレーションの依頼ができます。
オンラインでの立ち会いが可能で、ナレーターに指示や要望を伝えられるサービスであれば、ナレーション品質のコントロールが難しい宅録であっても、自社のイメージ通りの音声を納品してもらえるでしょう。工程が少なくスピーディーに納品されることもメリットです。
「宅録の良さがわかったけど、どの会社がいいかわからない」という方は、弊社が運営する「ボイスマート」をご検討ください。ボイスマートであれば、オンラインでの立ち会いができ、2,700円(100字原稿、1週間営業日)から依頼ができます。媒体にかかわらず追加費用が発生せず、期間利用制限もないなど、料金体系がシンプルなのも強みの一つです。
また、自社スタジオを保有しているためスタジオ収録にも対応可能。コンシェルジュも在籍しており、クライアントの課題やニーズを汲み取ったうえで、適切なナレーターを提案いたします。
コストパフォーマンスに優れた宅録ナレーション、利便性の高いナレーション事務所をご希望の場合は、ボイスマ―トにぜひ一度お問い合わせください。