2024.04.30

ナレーション依頼の費用相場とは?外注先別の料金をご紹介

ナレーション依頼の費用相場とは?外注先別の料金をご紹介

動画にナレーションを入れることにより、視覚情報だけでは伝わりにくい情報を明確に伝えられるだけでなく、視聴者の興味を維持させたり、声のトーンや抑揚などによって視聴者と感情的なつながりを生み出せるようになります。

しかし、ナレーターを自社で探す際、どこに依頼したらいいのか、依頼の費用がどれくらいかかるのかわからない方も多いのではないでしょうか。ナレーション収録は外注先によって費用相場が異なるだけでなく、価格だけで決めてしまうと品質に問題が生じるケースもあるため注意が必要です。

この記事では、外注先別のナレーション料金の相場や、ナレーション収録を成功させるコツをご紹介します。はじめてナレーターを手配する方は、ぜひ参考にしてください。

ナレーションの種類と費用相場

ナレーション方法の種類と費用相場

一口にナレーションといっても収録方法には下記の2種類があり、それぞれ特徴や費用相場が異なります。

  • スタジオ収録
  • 宅録(ファストレコーディング)

料金の相場に差があることはもちろん、適しているシチュエーションが異なることも知っておきましょう。それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

スタジオ収録

スタジオ収録では専用の録音機材を使用できるほか、音響エンジニアの支援も入ることから、高品質なナレーションが期待できます。リップノイズや息継ぎ音なども編集でカットできるため、クリアで高音質なナレーションが求められるテレビCMの収録などにおすすめです。

スタジオ収録の場合、ナレーターへの依頼費用のほかにスタジオの賃料やディレクション費用などが必要になります。スタジオ賃料やディレクション費用はスタジオの使用時間によって変動し、ナレーターへの依頼費用はナレーターの拘束時間によって決められるのが一般的です。

ナレーターの手配から収録、編集まで含めると1時間の相場が7万円、ナレーターの手配のみだと1時間5万円程度が相場でしょう。なお、拘束時間が3時間だと、ナレーション尺は10分〜30分程度になる見込みです。

日本語400文字程度のナレーションを収録するケースであれば、費用を1万円〜3万円くらいに抑えられることもあります。

宅録(ファストレコーディング)

自宅など、ナレーターの任意の場所で収録するのが宅録(ファストレコーディング)です。ナレーションの収録に適したスタジオでの収録と比べると品質管理が難しいものの、スタジオ賃料やディレクション費がかからないことから費用を抑えやすいのが特徴です。

また、近年は自宅用の収録機器の性能も向上していることから音質も大幅に向上しており、CM映像ほどの高音質が求められないマニュアル動画や研修動画のナレーションなどで活用されることが増えています。

宅録はスタジオ収録のように時間や場所に束縛されないため、比較的短納期の案件にも対応しやすいこともポイント。締め切りが迫っている案件、急な依頼には宅録を活用するのがおすすめです。

宅録の費用はナレーションの尺(テキスト量)と納期で決まるケースが多く、ナレーションの尺が長く納期が短いほど、費用が高くなります。納期によっても異なりますが、日本語400文字程度のナレーションの費用相場は1万円前後が一般的となっており、スタジオ収録と比較しても安いことがわかります。100文字程度のナレーションであれば、3,000円〜5,000円程度に抑えられるでしょう。

ナレーションの外注先別の費用相場

ナレーション外注先別の料金相場

外注先によってもナレーションの料金相場は異なります。主な依頼先は次の3パターンです。

  • 制作会社・ナレーション事務所
  • プロのナレーター・声優(個人)
  • 副業人材・スキルマーケット(クラウドソーシング)

依頼先によってナレーションの品質も左右されるため、費用相場だけでなくそれぞれの特徴を把握したうえで選ぶようにしましょう。

制作会社・ナレーション事務所

制作会社・ナレーション事務所に依頼すると、ナレーション収録に必要なスタジオや設備、音響エンジニアの手配などをすべて任せられるため、ハイクオリティな音声を期待できます。

しかし、そのぶん費用は高くなりやすい傾向に。スタジオ収録の相場は1時間5万円〜7万円となっており、宅録(ファストレコーディング)に対応しているナレーション事務所であれば、もう少し費用を抑えることも可能です。

プロのナレーター・声優(個人)

プロのナレーター・声優として個人で活動している人へ依頼すれば、ナレーションの品質には期待できるでしょう。しかし、イメージどおりのナレーターを一から探すのは難しく、キャスティングに時間や手間がかかるだけでなく、スタジオの手配なども必要になります。

また、個人との契約になるため、急に連絡が取れなくなるなどのトラブルに発展する可能性も。トラブルを防ぐためにも自社で契約書を用意しておき、依頼前に契約内容を確認しておくことが重要です。

料金相場についても、ナレーター自身が決められるため振れ幅が大きくなります。

副業人材・スキルマーケット(クラウドソーシング)

昨今ではスキルマーケット(クラウドソーシング)で副業人材へナレーションを依頼するケースも増えています。制作会社やナレーション事務所、プロのナレーターに依頼する場合と比べると費用を抑えやすく、ボリュームのある収録でも数千円程度に抑えることが可能です。

しかし、その一方でクオリティにはムラがあり、品質管理が困難という側面も。依頼したものの納品されないケースや、イメージとは異なるナレーション、期待していたクオリティでないナレーションが納品されることも少なくありません。

費用が安いという理由で依頼したにもかかわらず、新たにナレーターを選定しなければならなくなった場合、費用が2倍かかってしまうおそれも。そういった自体を避けるためにも、クオリティが担保されており、トラブルに発展しにくい制作会社やナレーター事務所に依頼することをおすすめします。

ナレーション費用の内訳

ナレーション費用の内訳

ここまでナレーション費用の相場についてお話してきましたが、その内訳はどのようになっているのでしょうか。以下の表は、一般的なナレーション費用に含まれる項目の一覧です。

内訳 概要
人件費(ナレーター費) ナレーターや声優への報酬
高単価なナレーターの方が品質は高い
ディレクション費 ディレクターへの報酬
スムーズな進行管理のために必要
リテイク費 再収録にかかる費用
プランや依頼先によって不要なケースもある
編集費 ノイズ除去、音量調整など
スタジオ賃料 スタジオ設備や規模によって変動
宅録なら不要
効果音・SE・BGMの実費 効果音や背景音楽のライセンス料
不要ならあらかじめ伝えておく
メディア制作費 CDやDVD、USBメモリなど
クラウド納品なら不要

見積もりを受け取った際は、どの費用がどのくらいかかっているのかも確認してみてください。各項目がそれぞれどういった費用なのかについて、詳しく見ていきましょう。

人件費(ナレーター費)

ナレーションを行うナレーターや声優への報酬です。依頼するナレーターの経験、知名度、スキルによって費用は異なります。実績が多く、スキルが高いナレーターは高単価になりやすい傾向にあるため、高品質なナレーションを期待できるでしょう。

なお、スタジオ収録の場合は、ナレーターがスタジオまで移動する際に発生する交通費を請求されることもあります。

ディレクション費

録音時に、演技の指示や品質管理を行うディレクターへの報酬です。ディレクションは不要と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、スタジオやナレーターの手配をはじめ、ナレーション収録当日の段取りなどもディレクション費に含まれるため、スムーズに収録を進めるためには必要不可欠な費用といえるでしょう。

リテイク費

ナレーション収録後に追加で録音が必要になった場合に発生する費用です。リテイクが発生した場合、ナレーターやスタジオを再度手配しなければならないため、思った以上に高額になるケースもあります。

リテイクは事前の打ち合わせ不足が原因で必要になることが多いため、ナレーションの内容は収録前に確認しておくことが大切です。ただし、ナレーターやナレーション事務所によっては、決められた回数分であればリテイク費は無料とされていることもあります。

編集費

録音されたナレーションの編集やノイズ除去、音量調整などの後処理に関わる費用のことで、エンジニア費とされている場合もあります。

編集費をさらに細分化すると、ノイズカット費・ファイルカット費・ファイルリネーム費などになります。

スタジオ賃料

ナレーションを収録するスタジオの使用料です。設備や規模によってスタジオ賃料は変動しますが、1時間あたり5,000円〜1万円程度が相場です。

宅録であればスタジオを借りる必要がなく、スタジオ賃料をカットできるため、トータルコストを抑えやすいです。

効果音・SE・BGMの実費

ナレーションに追加される効果音・背景音楽のライセンス料(音源素材購入費)や制作費です。ナレーションのみが必要な場合はかかりません。

ライセンス料については、無料素材を使うことで抑えられます。

メディア制作費

最終的な音声ファイルのフォーマット変換、配布用メディア(CDやDVD、USBメモリなど)の作成費用です。

クラウド納品を希望すれば、メディア制作費をカットできることもあります。

ナレーションの依頼で失敗しない4つのコツ

さて、ここまでナレーション費用を抑える方法について触れてきましたが、価格だけに気を取られると低品質な納品物に悩まされるかもしれません。ナレーション依頼で失敗しないためには、次の4つのコツを意識してみてください。

  1. 費用を抑えるためには宅録を活用
  2. サンプルボイスをあらかじめ確認
  3. ナレーションの尺を指定
  4. 費用とクオリティを両立したいならキャスティング事務所へ依頼

それぞれのコツについて詳しく解説します。

1.費用を抑えるためには宅録を活用

ナレーション費用にはさまざまな項目がありますが、中でも高額になりやすいのがナレーション収録を行うスタジオの賃料です。ナレーション収録にかかる費用を抑えたいのであれば、スタジオ賃料が不要な宅録(ファストレコーディング)を活用しましょう。スタジオを借りる必要のない宅録の場合、スタジオの賃料だけでなくナレーターの交通費なども削減できます。

しかし、宅録の場合はディレクターが立ち会うことができないため、ナレーションのクオリティ管理はナレーター自身に一任することになります。品質に不安がある場合は、ナレーターが使用する録音機材や収録環境について確認しておくと安心です。

2.サンプルボイスをあらかじめ確認

納品されたナレーションがイメージと違った場合でも、納品を拒否することはできません。ナレーターが稼働しているからには当然ナレーション費用は発生しますし、別のナレーターに依頼するとなれば追加で費用が発生します。

イメージとの乖離を防ぐためには、サンプルボイスや過去作品をあらかじめ確認しておくことが重要です。サンプルボイスでは、ナレーターの声質や滑舌、テンポなどを確認できるため、イメージに近いナレーターを探すことができるでしょう。

3.ナレーションの尺を指定

動画にナレーションを入れる際は、動画にあわせてナレーションの尺を指定しなければなりません。ナレーションの尺を指定せずに収録してしまうと、動画にナレーションが入りきらなかったり、動画の長さにあわせるために早口になってしまったりする可能性があります。

クオリティの高いナレーションを収録し、リテイクを発生させないためにも、ナレーションの尺はあらかじめ指定しておくようにしましょう。

4.費用とクオリティを両立したいならキャスティング事務所へ依頼

ナレーターの実力や宅録で使用する機材・収録環境などを確認するといっても、素人では判断できない要素も少なくありません。また、サンプルボイスの確認方法やナレーション尺の決め方もはじめて依頼する場合は難易度が高く、どのようにナレーターを選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

このような不安要素を解消するためにも、ナレーターの手配はキャスティング事務所へ頼ることをおすすめします。ナレーターキャスティング事務所はナレーター手配のプロとして、多種多様なナレーターとネットワークを築いていることがポイント。

シチュエーションや希望するイメージに適したナレーターを手配してくれることはもちろん、宅録の場合でもナレーションの品質を落とさずに依頼できる環境が整っていることが多く、クラウドソーシングのように品質で悩まされることもありません

費用の安さとクオリティの高さを両立したいなら、信頼できるナレーターキャスティング事務所へ依頼しましょう。

ナレーション収録・宅録の依頼ならボイスマートがおすすめ

ナレーション収録・宅録依頼ならボイスマートがおすすめ
出典:ボイスマート

ここまで紹介した要素をふまえると、ナレーション収録はナレーターキャスティング事務所「ボイスマート」に依頼するのがおすすめです。ボイスマートに依頼するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 実績が豊富なナレーターをキャスティング
  • 低価格でわかりやすい料金プラン
  • 媒体ごとの追加チャージなし
  • スタジオ手配・ディレクションも依頼可能
  • 外国語ナレーターも多数在籍

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

実績が豊富なナレーターをキャスティング

ボイスマートはナレーターキャスティング事務所として、審査に合格した実績が豊富なナレーターが120名以上登録しています。

公式サイトでは男性ナレーターや女性ナレーター、子ども/子役ナレーターなど目的のナレーターを簡単に探せるだけでなく、「明るい」「落ち着いた」「可愛い」など、イメージする声の雰囲気からナレーターを検索することもできます。宅録に対応可能なナレーターも多数在籍しており、宅録の可否がアイコン表記ですぐにわかるようになっています。

また、どのナレーターを選ぶべきなのかわからないという場合は、希望のイメージや内容を専任のコンシェルジュに伝えるだけで、最適なナレーターを手配できます。そのため、はじめてナレーターを依頼する場合でも安心してお任せいただけます。

低価格で抑えたわかりやすい料金プラン

ボイスマートはハイクオリティなナレーションを期待できることに加えて、相場と比べ費用を抑えやすいことも特徴です。

>スタジオ収録:ナレーター費用

収録方法 費用目安
スタジオ収録:ナレーター費用 40,000円~50,000円/3h(半日コース)
70,000円~80,000円/6h(1日コース)
スタジオ収録:スタジオレンタル費用 24,000円~45,000円/3h(半日コース)
48,000円~90,000円/6h(1日コース)

 

Web・サイネージ・SNS広告・動画などの媒体にかかわらず金額は一律となっており、契約期限もありません。

プロモーション映像・CMなど10分弱のナレーションであれば半日コース、研修動画やマニュアル動画のまとめ撮りなら1日コースがおすすめです。

また、宅録であればさらに費用を抑えられます。

メニュー 24時間納品
(1営業日)
1週間納品
〜100文字程度
20〜30秒程度
5,000円〜 2,700円〜
〜300文字程度
40秒〜1分程度
10,000円〜 7,500円〜
〜1,000文字程度
2〜4分程度
22,000円〜 16,000円〜
〜3,000文字程度
8〜12分程度
42,000円〜 33,000円〜

SNS広告用など、まずは手軽にナレーションを用意しつつ品質も担保したいという方は、ぜひボイスマートの宅録をご利用ください。

媒体ごとの追加チャージなし

ボイスマートには媒体ごとの追加チャージがありません。動画コンテンツが身近になった昨今では、展示会の会場で放映するために制作した動画をそのまま動画広告に使用するなど、動画コンテンツをさまざまな媒体に横展開するケースが増えています。

しかし、通常のナレーション事務所では、動画コンテンツの掲載媒体が増えると追加で使用料が発生する、追加チャージと呼ばれる費用が発生することがほとんど。追加チャージありのナレーション事務所に依頼すると、せっかく制作した動画の利用範囲が限定されてしまうのです。

ボイスマートで収録したナレーションは媒体や期間の制限なく使用できるため、一度制作した動画を幅広く活用できます。

スタジオ手配・ディレクションも依頼可能

ボイスマートではナレーターの手配だけでなく、スタジオの手配やディレクションまでワンストップで依頼できます。ナレーターとスタジオを別で探す手間がかからないだけでなく、ディレクションまで任せられるため、ナレーション収録に関わる窓口を一つに集約し、スムーズに進めることができます。

また、ナレーターの起用がはじめての場合でも、ナレーションの使用目的やイメージを専任のコンシェルジュに伝えれば、収録を徹底的にサポートしてくれます。ナレーション収録に少しでも不安がある方は、ぜひボイスマートを頼ってみてください。

外国語ナレーターも多数在籍

ボイスマートには外国語ナレーターも多数在籍しており、下記の言語に対応しています。

  • アメリカ英語
  • 中国語(北京語)
  • 韓国語

ネイティブかどうかの判断もアイコン表記でわかりやすくなっているため、目的の言語のナレーターを簡単に探すことができます。

なお、日本語ナレーションよりも費用が1.5倍〜2倍程度高めに設定されることが多い外国語ナレーションですが、ボイスマートでは相場よりも費用を安く抑えているため、安心してご利用いただけます。

まとめ

映像制作に伴うナレーション収録はクラウドソーシングで募集をかけることも可能ですが、コストを抑えすぎると品質を担保できません。その反面、制作会社やナレーション事務所は費用が高額になりやすく、なかなか依頼できないという方が多いのではないでしょうか。

ボイスマートはナレーターのキャスティング事務所として、実績が豊富なプロのナレーターが多数在籍しているため、高品質で低価格なナレーションの提供を実現しています。ナレーターの選定から手配、ナレーション収録のサポートまでを任せられるため、はじめてナレーターを依頼する方でも安心してご利用いただけます。

品質を担保しつつ、ナレーション費用をできるだけ抑えたいと考えている方は、ぜひボイスマートをご利用ください。